ユーザーは、メーカーのことはおろか、自分のマシンのことも知らない。そう言っても間違いではないでしょう。マシンが販売店ネットワークから販売された途端に、技術に関する密接な関係は失われてしまうことは珍しくありません。つまり、お客様と技術的な知見との距離が遠くなり、コミュニケーションチェーンが複雑になってしまうのです。
当社提供のIoTであるBODAS Connectのおかげで、マシンのリモート監視と運転条件の最適化維持がこれまでよりも簡単になりました。
機械メーカーのREFORMは、農機や公共サービス車両では実績のあるサプライヤーです。REFORMでは、メンテナンス問題の解決策調査がしばしば前に進まなくなることをよく理解されていました。最初に問い合わせた際の相手の応対が不愉快なものだったというのも、その一例です。
マシンに問題が発生すると、お客様はだいたい地域のディーラーに診断を求めます。満足できるソリューションをディーラーが提示できない場合には、問題は最終的には機械メーカーに送られます。REFORMはこのプロセスを短縮して、ネガティブだった接点をポジティブな体験に変えられると考えました。可能な限り速いサポートと支援のためにあらゆる対策が講じられているものの、従来型のプロセスに手間暇がかかってコストに跳ね返っていたのは、関与する複数の関係者間でマシン情報を共有する必要があったからです。コネクテッドマシンなら、マシンの情報や問題をすべての関係者(ディーラーとメーカー)間で常時透明化できます。
私たちはこれまでREFORMと長年にわたって強い信頼関係を築いてきたこともあって、デジタルトランスフォーメーションに踏み出す第一歩のパートナーとして当社が選ばれたことには何の不思議もありません。私たちのBODAS Connectソリューションが選ばれたのは、REFORMと車両および顧客とをコネクトできるからです。そのための重要要素が次の3点です。
REFORMでは最新プロトタイプの開発で、すでにこの新しいテクノロジーが運用中です。同社の将来の顧客は、リモート監視と運転条件の最適化維持に対応できるコネクテッドマシンを手にすることになるでしょう。
関心度の高いメンテナンス問題のほとんどは、早期検出とダウンタイムをミニマイズした効果的な解決に尽きるでしょう。オペレーションのシンプル化に向けたさらなるステップとして、マシンソフトウェアのOTAアップデート機能が挙げられます。その目的は、あらゆるソフトウェア問題の解決や、フリート全体のパフォーマンス向上にあります。
REFORMの顧客にとっては、このソリューションでマシンメンテナンスがシンプルになって、時間と経費が節減されます。REFORMにとっては、現場に技術者を派遣するコストが下がることも大きなメリットです。
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執筆者: Sanghmitra Gupta
役職: BODAS Connect製品オーナー