産業用油圧機器
経済的なユニバーサルプレスのためのシステム
中性能クラスのプレス機シリーズを、価格・技術・省エネの面で魅力的に仕上げるにはどうすればよいか？プレスシステムのトップメーカーであるDieffenbacher社は、ボッシュ レックスロスの最先端の産業用油圧技術を活用することで、その答えを導き出しました。
高性能、そして優れた価格――この約束のもと、機械およびシステムメーカーのDieffenbacher社は、金属や複合材の成形に経済的なソリューションを求める中小企業、工房、作業場、そして産業企業を支援しています。しかし、1,000～10,000kNの加圧力を持つ高い汎用性を備えたプレス機を、国際競争に耐えうるほどコスト効率よく構築するには、どうすればよいのでしょうか？
テーラードプレスのための省エネ型モジュール式駆動システム
「標準モジュールから構成され、加圧力・設置スペース・テーブルやラムのサイズをカスタマイズできる、将来性のあるプレス機を作りたかったのです」と、Dieffenbacherの成形事業部責任者であるGeorg Obermaier氏は、新しいTailoredPress（テーラードプレス）のコンセプトについて説明します。「同時に、エネルギー効率にも高い要求を課しました。この両方の条件を満たしてくれたのが、ボッシュ レックスロスでした。彼らとは共同でモジュール式の駆動コンセプトを設計し、最終的にはそのシステムを製造してもらうことができました。」
モジュール式駆動コンセプト
モジュール式の駆動コンセプトにより、機械メーカーはTailoredPressをさまざまな性能・速度クラスで容易に提供することができます。たとえば、500トン仕様のプレス機は、ポンプサイズを変更するだけで、部品の厚み精度や品質を高めるための「アクティブ高速並列保持機能付きの高速仕様」に簡単にアップグレードできます。
ボッシュ レックスロスのポンププログラムは、必要に応じて全サービス範囲をカバーしており、設計から在庫管理、サービスに至るまでのライフサイクル全体のプロセスを効率化します。また、引張クッション付きの別仕様も、モジュールシステムを活用することで迅速に実現可能です。
最大70%のエネルギー削減
従来の一定速度の駆動方式と比較して、最適に制御された電気油圧システムは、従来必要だったエネルギーの約50%を削減します。さらに、適応型バッテリー制御を組み合わせることで、削減効果は最大70%にまで高まります。ダイレクト駆動式のTailoredPressは、次に行われる成形プロセスに応じて、油圧アキュムレータの充填圧力を自動で調整します。ただし、操作する作業員の視点では、操作方法に変化はありません。加圧力、ストローク、ラムのパラメータは従来通りに設定され、それに応じた速度はバックグラウンドで自動的に計算されます。
詳細情報
ソリューションが具体的にどういうものか知りたい場合は、こちらを参照してください。