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ボッシュ レックスロスのオリジナルスペアパーツ
ボッシュ レックスロスのオリジナルスペアパーツ
産業用油圧機器

15,000品目の油圧機器スペアパーツキットがeショップで入手できる

技術者が毎日のように直面する大きな問題として、油圧ユニットやコンポーネントのメンテナンスと修理があります。注文したスペアパーツが密封包装されたバッグで技術者に届くと、しばしばラベルも貼られていない状態です。そのため技術者たちはマニュアルと首っ引きになりますが、結局はサポートに頼ることになります。レックスロスは、そこが違います。油圧機器のスペシャリストとして、15,000点を超えるスペアパーツキットすべてに取付説明書を添付しました。さらに、レックスロスのeショップなら、インターネットから適切なパーツを探すのも、購入するのも簡単です。その結果、修理に要する時間は社内修理と比べて半減し、全体のコストが下がり、製品寿命が延びました。

問題が起こると何でもマシンの製造元や油圧機器のサプライヤーを呼ぶことが常に正しいとは限りません。定期メンテナンスやマイナーな修理は社内で処理するユーザーが少なくありませんが、たいていの場合は製造元も簡単にできるように配慮していません。そもそも、修理に必要な正しいパーツを探すのに時間がかかります。見つけても、書類で注文して、届いたらマニュアルと格闘になります。

合理的に集約されたスペアパーツ

そんなプロセスをレックスロスが大きくシンプル化した結果、油圧機器システムのライフサイクルコストがさらに下がりました。15,000点超のスペアパーツキットは、現在使用されているレックスロスのほぼすべてのコンポーネントとシステムを網羅しています。そのラインナップは、スイッチングバルブ、比例弁、油圧ポンプ、油圧アキュムレーター、油圧ユニットおよび油圧システム、ブロックシステムおよび連結システム、コンパクト油圧機器、シリンダー、特殊シリンダーに及びます。低価格帯のスペアパーツやワンステップ限りで交換すべきスペアパーツは、ワンパッケージに合理的に集約されています。たとえば、ポンプ向けのスペアパーツキットは、シールキット、ローター、制御ディスクなどポンプ交換時に合わせて交換すべき摩耗部品で構成されています。スペアパーツは、各ポンプの設計に適合します。すべてのスペアパーツキットには、パーツリストとクリアな立体分解図が同梱されています。

レックスロス油圧コンポーネントのオリジナルシール

最適保護されたシール

スペアパーツキットのおよそ98%に、シールキットが含まれています。レックスロスが使用するのは原材料、製造元、品質の厳しい基準に合格したシールで、油圧機器の密封性、パフォーマンス、システム寿命には決定的な要因となります。これには、想定されたシールの取付けスペースの正確な寸法が何よりも重要です。適切な設計ツールがないと、ユーザーにとって実際に使えるソリューションを見つけるのは非常に難しいはずです。特にレックスロス独自のRリングシールはシンプルなOリングシールとは違い、市場で入手可能なオンラインツールでは設計は不可能です。

原材料では、非適合も頻繁に起こります。たとえば、共通仕様のNBRの正確な組成や機械抵抗、熱抵抗、耐化学薬品性はほとんど知られていません。数あるシール生産者がいわゆる合成物を市場に送り出していますが、違いは精密な検査をやるかやらないかで決まり、そのおかげで油圧システムの寿命が大きく左右されます。

そのため、シールキットには、レックスロス油圧コンポーネントのオリジナルシールが含まれています。つまり油圧機器のオリジナルの品質の正しい原材料です。そのため、取付環境に最適にマッチします。

ボッシュ レックスロスのすべてのシールキット一式には、メンテナンスに必要なシーリングリングが入っています。標準化されたカートンボックスを使用した統一パッケージングシステムによって梱包されたスペアパーツは環境に負荷を与えることもなく、またユーザーが保管するにも便利です。シールキット別に熱接着された袋はコンポーネントを支持し、酸素、日光、紫外線の照射から保護します。この結果、特に高感度、高性能のシールでは、長期間保管したままであっても、変形、硬化、経年劣化、風化が防止できます。ユーザーは、システムでシール寿命をフル活用できます。

スペアパーツキットとシールおよび立体分解図

説明書で作業時間が半減

ほとんどのスペアパーツキットには、パーツリストと立体分解図が同梱されています。これは特に紙文書がまったく残っていなかったり、残っていても不完全だったりするような古い時代のマシンや古いシステムの作業をシンプル化するうえで重要です。取付説明によって、ポンプ修理時の古いシールの分解やクリーニング、再取付けに要する時間が平均で2時間から60分未満まで短縮されます。この数字は、熟練技術者のワークロードを現場で計測した結果です。作業時間の大幅短縮のほかにも、明快な修理要領の説明によって、取付けミスが防止され、機能の信頼性が著しく向上しました。そのため、もっと高度な修理も可能になります。

コンポーネントを取り外して、再度取り付ける交換作業の総コストに比べると、シーリングキットのコストは微々たるレベルに押さえられるのもメリットです。

結論

オリジナルではないスペアパーツを使用して短期的にコストを押さえようとすると、長期的にはコストは上がります。総所有コストを抑えるには、コンポーネントにはプロレベルの修理を施して、製品寿命をできるだけ延ばすことが重要です。実績ある製造元のスペックがあってはじめて、想定されたパフォーマンスや機能性、生産性、効率性が保証されます。


eショップへのリンク:www.boschrexroth.com/SpareParts