サステナビリティの新しい次元
エネルギー消費量と二酸化炭素排出量の削減で生産性を向上
油圧構成部品はすでに高い効率性を実現しています。しかし油圧システムの制御技術だけでなくアーキテクチャにおいても、生産性の向上、省エネルギーや二酸化炭素排出量の削減など、改善の余地があります。
一例として、圧力と体積流量(p/Q)の油圧制御が挙げられます。負荷サイクルやアプリケーションの条件にもよりますが、多軸システムを使用した油圧プレスのアプリケーションでは、30%の省エネを達成することができます。
制御技術の新しい次元
ハードウェアからソフトウェアへのノウハウの転換
これまで油圧制御技術のノウハウは、ハードウェアと密接に結びついていました(ハードウェア至上主義)。現在そのノウハウは、ハードウェアに依存しない(ソフトウェア中心)ソフトウェアアプリケーションに移行しつつあります。ボッシュ レックスロスの最適な油圧システムH4Uプラットフォームは、これらを産業用油圧システムに反映させたものです。油圧制御機能は、H4U.appsでソフトウェアとして導入されます。
これにより、ハードウェアに依存しない統合が既存のオートメーションシステムで可能になります。同時に、統一されたユーザーフレンドリーなデザインのアプリケーションと直感的な操作性により、油圧技術の利用を簡素化する「最適な油圧システム」が実現します。
経済的効率性の新しい次元
ライフサイクル全体を通して、経済的効率性の向上と未来を見据えた適合性を実現します。
ソフトウェアで統合された油圧機能はライフサイクル全体を通して、経済的効率性の向上と未来を見据えた適合性を実現します。H4U.appsを介して、エンドユーザーは生産性とエネルギー効率の向上を達成し、二酸化炭素排出量を削減することができます。
さらに、H4Uはお客様の要求の変化に応じて生産設備を変更する場合など、柔軟性を高めることができます。ハードウェアの適応は不要になります。
独立性の新しい次元
制御に依存しないソフトウェア油圧機能
既存の制御用ハードウェアにH4U.Appsを実装することで、追加トレーニングのコストと労力を節約することができます。
さらに、このソフトウェアモジュールを使用することで、機器やシステム、生産工程全体のシミュレーションを行い、省エネ効果を事前に計算することも可能です。これにより、エンジニアリングと試運転の時間を短縮することができます。