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ボール搬送装置
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リニアモーションテクノロジー

コンベア技術のHidden Champion(隠れたチャンピオン):適正なボール搬送装置を選択するための5つのヒント

ボール搬送装置は真のオールラウンダーです。さまざまなシナリオで確実な材料の搬送をサポートします。5つの選択基準により、機械やシステムのメーカーは、最小限のメンテナンスコストで最適なパフォーマンスと耐用年数を実現できます。

ボール搬送装置 - 摩擦係数図

1.最小摩擦

適切なボール搬送装置を選択する場合、カバープレートや空港コンテナなどの重い負荷を移動するか、小型物体を人間工学的に手作業で移動するかにより、大きな違いが生まれます。ボール搬送装置は材料搬送中の摩擦抵抗を最小限に抑える必要があります。この摩擦係数は、負荷と必要な速度に基づいています。ボッシュ レックスロスの搬送速度は常に最大2 m/sであり、全体を通じて提供されている摩擦係数図を使用して選択することは非常に容易です。

ボール搬送装置の様々な設置シナリオ

2.設置位置と固定方法

ボール搬送装置は、一般的に回転ボールを上向きにして設置されます。設置位置が上や横、または傾斜している場合でも、レックスロスのボール搬送装置は機能的制限や負荷能力の低下なしに動作することが可能です。また、多くの取付用のオプションも用意しております。レックスロスのボール搬送装置は穴への圧入、接着、トレランスリングによる固定が可能です。ばね式爪を備えたバージョンのボール搬送装置は、非常に迅速かつ容易に取り付け/・取取り外しができ、設置は特に容易です。

ボール搬送装置の使用

3.周囲条件

ボール搬送装置は、屋内外、真空中、粉塵がある環境、エマルジョン、その他物質と常に接触している状況など、考えられるすべてのシナリオで動作します。ボッシュ レックスロスのほぼすべてのバージョンに装備されている、オイルに浸したフェルトシールが、汚れから保護します。また、周囲温度も装置の機能に影響を及ぼす可能性があります。そのため、負荷容量を損なうことなく可能な温度帯において幅広いアプリケーションに対応できることが重要です。ボッシュ レックスロスのボール搬送装置は、-30~100℃の温度範囲に適しています。

さまざまなボール搬送装置バリエーション

4.要求される性能

できる限り最高の性能を達成するには、高い製品品質に加えメーカ仕様を遵守する必要があります。寿命とサービスサイクルは、負荷容量と温度の具体的な値によってのみ確実に決定することができます。また、選択したボール搬送装置が耐用年数にわたって使用し続けることができない場合、計画された交換時期がいつであるかを知ることが重要です。レックスロスの製品カタログには、すべてのタイプとサイズの個別の耐用年数を計算するための簡単な計算式が掲載されています。これにより生産性を確保し、メンテナンスコストを最小限に抑え、持続可能性を高めることができます。

5.あらゆる状況に対応する一つのサプライヤ

軽量またはヘビーデューティー、サイズ8または120、ばね要素またはプラスチックボール - 機械およびプラントエンジニアリングにおけるボール搬送装置の幅広いアプリケーションは多岐にわたります。広範で低メンテナンスのポートフォリオを備えたサプライヤによってこれらの課題をカバーできれば、時間とコストを節約できます。ボッシュ レックスロスは、あらゆるアプリケーションの最高負荷容量と、あらゆる設置場所で最高性能を提供します。

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レックスロスのボール搬送装置カタログ
Christian Oppelt



執筆者: Christian Oppelt

役職: リニアブッシングとボール搬送装置 担当マネージャー Bosch Rexroth AG