Japan Japanese
  1. Home
  2. ブログ
  3. Smart Flex Effectorは複数の賞を受賞
Smart Flex Effectorはヘルメスアワード2023を受賞
Smart Flex Effectorはヘルメスアワード2023を受賞
リニアモーションテクノロジー

受賞: Smart Flex Effectorが数々の賞を受賞

Winner!革新的な補償モジュール Smart Flex Effectorは、お客様だけではなく、多くの審査員からも支持されています。Smart Flex Effectorは2022年のベスト・オブ・インダストリー・アワードを受賞し、2023年のプロダクト・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのに続き、世界有数の産業賞であるヘルメスアワードも受賞しました。※ 今後各国で取り扱いの対応を進め、事業展開が可能なエリアを増やしていく予定です。詳細はお問い合わせください。

世界で最も名誉あるテクノロジーコンテストの一つであるテクノロジー・イノベーション賞(ハノーバーメッセ、ニーダーザクセン州、連邦教育研究省)は、2004年から授与されています。Smart Flex Effectorは、その重要性と革新的な性質を示しています。この賞はキーパーソンからも賞賛されており、オラフ・ショルツ(ドイツ首相)氏が同席して、連邦教育研究大臣であるベッティーナ・シュタルク・ヴァッツィンガー氏により授与されました。


Smart Flex Effectorが特別な理由

Smart Flex Effectorは、ロボットに人間の手のような感度を与えるセンサーベースの補償モジュール(エンドエフェクター)です。これは、センサーと6自由度の独立したキネマティクスの組合せにより実現します。多関節ロボットまたはリニアロボットにこのモジュールが装備されている場合、物体に触れることで物体を「感知」し、その位置に関する情報を制御システムに渡して、アクティブな補償を行います。

このリアルタイム情報により、数多くの生産プロセスは透明化、最適化がされます。エラーと不良率は最小限に抑制されます。さらに習得が困難あるいは不可能であったプロセスも、経済的な方法で自動化することが可能です。一般的な用途として、最大6 kgで15 Nmの負荷モーメントを伴う高精度な組立とハンドリングプロセスがあります。またSmart Flex Effectorは、人間とロボットのコラボレーションにも適しています。

2023年のヘルメスアワードは、ハノーバーメッセのオープニングセレモニーで授与されます。

審査員の支持を得られた理由

ヨーロッパ最大の応用研究機関であるフラウンホーファー協会会長で、ヘルメスアワード審査委員長のReimund Neugebauer教授は、Smart Flex Effectorの素晴らしい可能性について、次のように説明しました。「人間とロボットのインタラクションは、経済問題、社会問題、人口問題を解決するうえで中心的な役割を演じます。また、産業組立ての最適化や、農業における生産性向上、支援ロボットによる医療や介護スタッフのサポートまで、幅広い用途があります。Smart Flex Effectorは、ロボットの効率を高め、ロボットが幅広い分野で活躍できるようになります。そのため、Smart Flex Effectorは産業、環境、社会に目に見える形で付加価値をもたらします。」

チームはヘルメスアワードの受賞を嬉しく思っています。

この賞はさらに、ボッシュ レックスロスで行われている革新的な取り組みを証明するものでもあります。Smart Flex Effectorは、補償システムの現在の市場を拡大するだけでなく、独自の市場を作り出します。長期的にこの技術は、プランニングのコンセプトをシンプルにするだけでなく、自己学習型の生産システムにおいて重要な役割を担うことにもなります。

Smart Flex Effectorを動画でご覧ください

Michael Danzberger

執筆者: Michael Danzberger

役職: ボッシュ レックスロスAG、プロダクトマネージャー(Smart Flex Effector)