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Philipp Guth(ボッシュ レックスロスAG オートメーション&電化ソリューション部門責任者)
Philipp Guth(ボッシュ レックスロスAG オートメーション&電化ソリューション部門責任者)
発表

ボッシュ レックスロスが2021年のオートメーションのトレンドを定義

オートメーションは成長市場であり、さらなる躍進が期待される

  • オープンでシンプル、かつ柔軟なオートメーションソリューションが求められている
  • ソフトウェアモノリスに代わるマイクロサービス/アプリベースのシステムアーキテクチャ
  • 付加価値の高い、需要喚起型ソリューションへのニーズが高まっている

ボッシュ レックスロスでは、2021年、新型コロナウイルスの世界的大流行もきっかけとなり、製造業を中心とする分野でオートメーションがさらに進むと予測しています。特に製造業では危機に際し、生産プロセスを効率化し、製品やサービスを届ける能力を維持するには、プロセスのデジタル化を進めざるを得ない状況です。そのため、オープンで使いやすく柔軟性のあるオートメーションソリューションへの需要も高まっていくでしょう。

「オートメーションは成長市場です。新型コロナウイルスのパンデミックによって証明されましたが、今求められているのは、迅速で柔軟なソリューションです。柔軟性に欠け、複雑で独自のシステムは時代遅れなのです」と、ボッシュ レックスロスAGのオートメーション&電化ソリューション部門責任者のPhilipp Guthは語ります。Philipp Guthのコメント:「機械工学などの業界がソフトウェア開発によって自らを定義するようになり、制御やソフトウェアに自社のノウハウを持ち込みたいと考えるようになったことも、この発展の原動力となっています。このための適切なソリューションが求められています」

一般的なソフトウェア開発ツールやプログラミング言語が、ますますオートメーション化の領域において使用されています。将来的には、エンジニアリングのプロセスはほぼ完全デジタル化されるでしょう。

オープンなエコシステムと需要喚起型ソリューションによるオートメーション

ボッシュ レックスロスのお客様の要求から判断すると、2021年、エコシステムのように機能するシンプルかつオープンで、柔軟なオートメーションシステムに対する需要はさらに高まると思われます。それを実証する好例が、ボッシュ レックスロスのctrlX AUTOMATIONです。通信機能を備えた高性能な産業用制御ユニット、ctrlX COREをベースに構築されたオープンで柔軟なアーキテクチャにより、従来のソリューションの制限をなくしたオートメーションプラットフォームです。ボッシュ レックスロスでは、LinuxリアルタイムOS、オープンスタンダード、アプリテクノロジー、ウェブベースのエンジニアリング、包括的なIoT接続を活用しています。

「現代のオートメーションシステムはユーザーのニーズに基づいているべきです。その逆はあり得ません。お客様が望んでいるのは、本当に必要なものだけに対価を支払い、好きな時に好きなだけ、自由に拡張できるシステムです。つまり、大規模なソフトウェアモノリスではなく、マイクロサービスまたはアプリベースのシステムアーキテクチャへトレンドが動きつつあります。この方法なら、ユーザーは要件に応じたソリューションを組み立て、高い付加価値を得ることができるのです」と、ボッシュ レックスロス、オートメーション&電動化ソリューション部門担当役員、Steffen Winklerは説明します。

共創意識による全参加者の協力

高度なユーザーの目標は、ニーズを満たしつつ、可能な限りカスタムメイド可能なソリューションを実現することです。「現代のオートメーションに求められる分野全体のノウハウは、1社では網羅できないほど広範囲に広がっています。そのため、全方向で協力する機運が高まっています。サプライヤー、パートナー、お客様が一丸となって、ベストなソリューションを見つけようと取り組んでいます。それぞれが自らの強みを発揮し、標準化されたインターフェースで連動するソリューションに貢献するのです」と、Philipp Guthは説明します。

このように、ボッシュ レックスロスはctrlX AUTOMATIONを中心としたパートナーのネットワークを構築しています。基本原則:ユーザーは、ボッシュ レックスロスのアプリケーション、サードパーティのアプリケーション、またはユーザー自身が作成したアプリケーションを使用することができます。ctrlX AUTOMATIONのユーザーは、幅広いアプリケーションのポートフォリオにアクセスし、App Storeからダウンロードすることができます。サードパーティのベンダーは、ctrlX Worldを通じて自社のアプリケーションを提供することができます。

たとえば、機械工学のデジタル化トレンドに合わせ、AI導入アプリケーション、デジタルツインや生産現場のプロセス最適化のためのシミュレーションソリューションなど、さまざまなアプリをダウンロードできます。「デジタルツインやシミュレーションの開発・試運転、あるいは最適化・効率化にテクノロジーを活用する場面は今後も増えていくでしょう。お客様は、要件に適したアプリケーションとそれに対応するハードウェアやソフトウェアを当社のプラットフォームで見つけることができます」と、Steffen Winklerは語ります。

メディアアセット

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基本情報 - ボッシュ レックスロス

ボッシュ レックスロスは、駆動および制御技術のリーディングサプライヤーであり、あらゆるサイズの機械およびシステムが効率的、強力かつ安全に動作することを保証します。建設機械分野、産業機械の応用と技術分野、ファクトリーオートメーション分野に、グローバル規模での様々なアプリケーションの経験を持ち合わせています。インテリジェントなコンポーネント、カスタマイズされたシステムソリューションおよびサービスにより、IoTのアプリケーションに必要な環境を構築しています。ボッシュ レックスロスは、油圧システム、エレクトリックドライブおよびコントロール技術、ギアテクノロジー、およびIoT向けソフトウェアやインターフェイスを含むリニアモーションおよびアセンブリテクノロジーをお客様に提供しています。80か国以上に拠点を置き、従業員数は2万9,600人以上、2020年には約52 億ユーロの売上を達成しました。

基本情報 - ボッシュ

ボッシュ・グループは、グローバル規模でテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。全世界の従業員数は約39万5,000人です(2020年12月31日現在)。2021 年に787億ユーロの売上高を計上しています。現在、事業はモビリティソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・ビルディングテクノロジーの4 事業セクター体制で運営しています。ボッシュは IoT のリーディングプロバイダーとして、スマートホーム、インダストリー4.0、さらにコネクテッドモビリティに関する革新的なソリューションを提供しています。ボッシュは、サステナブル、安全、かつ魅力的なモビリティのビジョンを追求しています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスに関する豊富な専門知識と「Bosch IoT Cloud」を活かし、さまざまな分野にまたがるネットワークソリューションをワンストップでお客様に提供することができます。ボッシュ・グループは、AI (人工知能)を搭載する、もしくはAI が開発・製造に関わった製品およびソリューションを提供することで、コネクテッドライフを円滑にすることを戦略目標に掲げています。ボッシュは、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて、生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」- 人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュ GmbHとその子会社440 社、世界約60 カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは、世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュは、2020 年第一四半期に、世界400 超の拠点でカーボンニュートラルを達成しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は、技術革新力であり、世界129か所の拠点で約7万3,000人の研究開発要員を擁し、そのうち3万4,000人以上がソフトウェアエンジニアで構成されています。

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Manuela Kessler - 広報担当(テクノロジー)

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